『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』が誕生した背景

『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』が誕生した背景

 

(鳩山友紀夫:第93代日本国首相)皆さん、こんばんは。UI(友愛)チャンネルの時間がやってまいりました。今回は80回目ということで、80回目のUIチャンネルにふさわしいゲストをお招きいたしております。
今日は、『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』という衝撃的な本を著されました矢部宏治さん、1987年から書籍情報社の代表を務めておられて、大変な歴史家でもあります。

(矢部宏治:作家・出版社社長)ありがとうございます。

(鳩山)非常によく勉強しておられますね。
私としては、この本がもっと早く(首相になる前に)出ていればという思いもしないわけではありませんが。

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『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』

 

(矢部)矢部と申します。よろしくお願いいたします。

(鳩山)この本は既に5万部を突破しておりまして、私はこの本が1,000万部売れると日本は変わると思います。

(矢部)それ、使わせていただきたいと思います。

(鳩山)そういう本でございまして、ぜひまだお読みになっておられない方、でも番組をご覧になればこの本の中身というか、エッセンスはご理解いただけるかと思っております。ぜひ楽しみにしていただければと思います。

(矢部)私は4年前から沖縄の米軍基地のことを調べ始めまして、3年前にこの本を書きました。

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『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイド』

 

(矢部)その後、今申し上げました「戦後再発見」双書シリーズを3冊企画しまして、

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「戦後再発見」双書シリーズ【『戦後史の正体』『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』『検証・法治国家崩壊』】

 

(矢部)今回この本を書きました。これは、すべて影の主人公は鳩山さんなんです。

(鳩山)あくまで影ですから(笑) 。何で鳩山の政権がつぶれたかっていうそこから始まっていますから。

 

(矢部)本当にその出来事にショックを受けまして、いろいろなことを調べ始めました。そうすると、同じように調べていた人がたくさんいたんです。同じように辺野古(沖縄にある米軍の新基地建設予定地)の浜に来て、なぜこんな結果になってしまったんだと思っている人たちがいっぱいいて、そういう人たちに助けられてどんどん活動が大きくなってきました。
我々は資料だけでやっていますけれども、戦後初の本格的政権交代という大仕事をされた鳩山さんと、それを理論的に支えた高野さんというお二人に、今日は話を聞いていただけて、こんなにうれしいことはないと思っています。
(高野)どんどん鳩山さんに質問してください。

(矢部)本当に聞きたいことはいっぱいあります。

(鳩山)まず、どういうきっかけで、こうした問題にとりかかられたのですか。

(矢部)こういう仕事そのものを始めたのは、先程申し上げました通り、鳩山政権の崩壊という事件があったからです。けれども、私がこの本を自分で書こうと思ったきっかけは、孫崎享さんの『戦後史の正体』がべストセラーになっていく過程で、こういうメールが来たんですね。
「3 .11以降、日本人は大きな謎を解くための旅をしている」

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(高野)良い言葉ですね。

(矢部)これが本当に胸に刺さって、このメールを送った人とー回会いたいなと思っているくらいなんですけれど。いや、本当にそうなんですよね。その後、不思議なことばかり起きている。

(鳩山)でも、このメールを送った人は、例外的に先見性のある人であって、事態を把握していた人でしょうね。でも、ほとんどの人は大きな謎を解く旅などしておらず、大手メディアが流した情報をそのまま信じて、そこで報道された答えを自分の答えだと思っているのではないでしょうか。

(矢部)ただ私がこの問題を調べ始めてみると、目立たないんですけれど、いろいろな分野で疑問を持って調べている人がいて、そういう人同士の結びつきというのはすごく強いんですね。遠くにいても、すぐに分かるわけです。ですから、すぐに親しくなれる。